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箱根駅伝の展望 復路

では、復路の展望をしていきます。

復路 箱根・芦ノ湖→東京・大手町 5区間/109.6km

6区 20.8km
いわゆる山下り区間になります。ここも山登り同様に適性がないと難しい区間です。ここを速く走れる人にはある特徴があります。それは前傾姿勢で走れる人。ほとんどの選手は前傾姿勢になれず、後傾姿勢になってしまいます。後傾姿勢だと足が前に行ってしまうため、足の裏の皮がむけやすいのですちなみに今年まで山下り王子と言われた秋山選手や今年山下りで見事な快走を見せた佐藤選手は足の皮が一切剥けていなかったです。走り方がスピードに大きく影響するのがよく分かりますね。今年は秋山選手が前人未到の57分台に僅かに届きませんでしたが、2年連続区間新記録でした。ここは58分台を出せれば区間賞レベル。59分台であれば、区間上位ということになります。優勝候補の青山学院は小野田選手という秋山選手がいなくなり区間賞候補筆頭がおり、東海大学は中島選手、神奈川大学は鈴木祐希選手などの昨年、区間上位で好走した選手たちがいるので、この区間はこの三校は心配なさそうです。ただ、駒澤大学は山登りの大塚選手が卒業し山下りも今年失速してるので、不安要素ありますね。

7区 21.3km
全10区間で最も走りやすい区間です。ただ前半は細かいアップダウンが続き、気温の変化が激しい区間でもあります。この気温変化により今年の青山学院の田村選手の蛇行もその影響でしょう。繋ぎ区間と言われるこの区間ですが、この区間に力のある選手を置けるかどうかが重要なポイントとなります。

8区 21.4km
前半はフラットな区間ですが、藤沢を超えると遊行寺の坂が待ち構えており、タフなコースです。この区間は日差しも強く脱水症状に陥る選手も多く、ここにどれだけ力のある選手、というよりは暑さに強くタフな選手を置くことが大事であります。ここでブレーキすると、あとの2区間に大きな負担になります。青山学院がここに下田選手を置くようなことがあれば、他の学校に打つ手はないでしょう。

9区23.1.km
いわゆる復路のエース区間です。前半の権太坂までは下り区間、後半は平坦なフラットな区間です。ただ距離が長いため、区間配分が重要となります。ここ数年は往路で勝利したチームが勢いそのまま勝利することが多いですが、10年前までは復路で逆転するパターンも多く、特にこの9区で逆転することが多かったです。今年は優勝争いが激化しそうなので復路まで優勝争いがもつれそうです。そのため、この区間は総合順位に大きく影響しそうです。

10区23.0km
1区同様、六郷橋と新八ツ山橋以外はフラットな区間ですが、強いビル風に襲われることも多いです。最終区間で沿道の観衆も多いことから最もプレッシャーのかかる区間です。そのため、上級生の準エースか故障明けの絶対的エースなどの力のある選手が置かれることが多いでのです。順位変動もあるので、ここで一気に順位を下げたり、上げたりなどということもあります。


全10区間の紹介しました。では、これを参照にしながら、優勝候補校の展望を行いたいと思います。

参考文献:Wikipedia 東京箱根間往復大学駅
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/東京箱根間往復大学駅伝競走